2013年8月12日月曜日

情報技術の四方山話

匠技術研究所
あけましておめでとうございます。情報技術の変化に思うこと。
あけましておめでとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今年もブログをを通じて様々な情報交換を楽しみたいと思っております。引き続きどうぞよろしくお願いします。コメントや質問もできる限りお答えしておりますので、質問フォーム、ブログのコメント、Twitter、facebook等でお寄せください。
今日は年初に当たり、情報技術を通信技術と通信デバイスに分けて思うことを書いてみます。
情報技術の変化に思うこと
通信技術は大きな変革の始まりの年です。昨年話題になったより高速なインターネット環境を使って企業ネットを作る時代に入ります。
地上系:光回線の下り1Gbps化
携帯系:LTE普及の本格化
光回線は2012年にNTT西日本の「隼(ハヤブサ)」の登場で、下り200Mbpsの時代から1Gbpsの時代に入り始めました。それ以前にKDDI au光は下り1Gbpsサービスを強力に展開を始めています。今年はその普及期に入り、企業でも回線特性に合わせた使い方が始まる年です。
企業にとって回線速度の向上は仕事の効率の向上につながることも多く、一般的には良いことです。一方プロバイダはこれまでよりさらに大量のトラフィクスを捌く必要があり、通信規制がより一般化することになります。
実際に昨年あるお客様で「インターネットに接続できない事態」が発生しました。ルーターは正常に稼働しており、インターネット以外の通信は正常でした。通信できない理由が判らないため、お客様がプロバイダに問い合わせたところ「長時間に亘る複数回の大量のアップローロードを検出したため、通信規制中」とのこと。
この件は、原因もはっきりし、プロバイダの規制も解除いただいたのですが、プロバイダによる「通信規制」は初めての経験でした。一方で「企業がこのような事態にどう備えるか」を考える良い機会になりました。「ネットはとにかくつなげば良い」時代から「ネットの使い方を考えないとつながらなくなる」時代になったのです。光回線の利用にあたっては「24時間x365日の高速通信が保証されたものではない」ことを理解しつつ、使いやすいネットワーク構築をすることが求められます。
携帯回線はLTEの登場で「高速化」が進んでいます。一方でテザリング、モバイルWi-Fiルーターでの接続が増えました。企業ネットワークにとってはグローバルアドレスを持った携帯PCやスマートフォン(以下モバイルデバイス)とのVPNから、プライベートアドレスを持ったモバイルデバイスとのVPNへとVPNの実装を見直す時期になっています。
昨年のセミナーを通して、モバイルデバイスを企業にVPN接続することは当たり前になったことを実感しています。また、企業のシステムはモバイルを考慮しないと「企業が効率的に動かない」という時代です。一方で様々なVPNサービスやソフトウエアが登場し、企業にとっては選択肢の多様化が「決定ができないこと」につながっています。
通信基盤の大きな変化は、システム構築の考え方も変えないといけない時期になったことを示しています。「クラウド化で全て安心」ではなく「クラウド化でより安心」という時代です。クラウドの利用にはインターネット接続が欠かせません。逆にインターネットに接続できないとき、およびクラウド上のサーバーが停止するなど障害になったときは「仕事ができない」のです。その点をどう考え、どう構築していくのかが大切な時代になり、インテグレーターに求められる内容が変わります。


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