2011年4月12日火曜日

NetMDをWindows7で制御する

/ ここ最近デジタルデータ関連の身辺整理に火がついていろいろ片付けているのだが、そのなかでも厄介なのがこのMiniDisk。DVDなんかはぜーんぶイメージ化してHDDの中にぶち込んでスッキリさせたのだが、MDはそうはいかない。なんといっても現状で新発売のドライブがない。我が家には80枚以上のMDがある。
MDがUSB経由で音楽転送に対応してNetMDと呼ばれるようになって久しいが、当時のOSはXP/VISTAで転送ソフトはOpenMG JukeboxかSonicStage。一方最近のメモリタイプWALKMANでは転送ソフトがXアプリ。旧世代のOS上でしか動かないNetMDを何とかXアプリ上で動かせないものかと調べてみたら結構簡単にできそうなのでやってみた。今回はかなりの部分でを参照させてもらった。感謝感謝。
ちなみに今回はMacPro(OS10.7.5)でParallels上のWindows7(32bit)を使用した。Xアプリは予めインストールしてあった(Walkman持っていたので)。
今回このために買ったのがSONY CD/MDコンポ LAM-1。ヤフオクで3000円だった。
背面にはライン端子ヘッドホン端子とUSB端子のみ。ドライバ先に入れろと書いてあるが無視。おもむろにPCに挿す。
いきなり拒絶。でもめげない。
デバイスマネージャでNetMDを探す。
「プロパティ」→「詳細」でハードウェアIDを探す。
LAM-1のハードウエアIDは'PID_0080'だというのがわかる。
C://Program Files/Sony/x-APPLICATION NetMD Driver/NETMDUSB/NETMDUSB.infを開く。
似たような機種LAM-10が見える。このPID_0101をPID_0080に書き換える。書き換える場所は2箇所。64bit版だと3箇所になるようだ。で、保存。
そしてデバイスマネージャでNetMDのドライバを更新する。当然指定するのはNETMDUSB.inf。
するとこんなのが出る。当然インストール。
やっほーい。無事認識。
XアプリではMZ-RH1と認識されるがきちんとMDのTOCも読み込んでいる。
実際にXアプリ内の音楽ファイルをMDに転送できた。このXアプリはParallelsを通してMacOSのiTunesフォルダとリンクしているのでiTunesの音楽をMDに転送もできる。超便利。
では我が家に溜まっているMD内の音楽ファイルをPCに転送してMD減量しようとすると…
なんですって?
実はMDはSCMS規格という制限があってCDからデジタルコピーした楽曲はPCへ転送できないようになっているのだそうな。早く言え。
で、そのSCMSを唯一回避して転送できる機種があるのだという。その機種とはSONYが最後に出したHi-MD WALKMAN MZ-RH1、上の画面でXアプリ上に出てきたハード名だ。
SONYがMDから撤退するときに出した最後っ屁。これにだけSCMSの足かせを搭載しなかった理由は「MDもう出さないからお前らの大事な音楽これでPCに取り込んでWALKMANに転送してね」ってところだろうか。しかしそのおかげでMZ-RH1にはプレミアがつき高値で取引されるレアアイテムになった。レンタルまでされている始末だ。確かにPC取り込みだけならレンタルでも十分だ。

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