2011年6月1日水曜日

Windows7 へ OpenCVをインストールする。

[入手したもの]

OpenCV配布パッケージ一式(Windows用バイナリを含む)OpenCVをソースからビルドする環境を作るため

[手順]

・OpenCV-2.4.3.exe を実行してパッケージ一式を展開する。ビルド済みのバイナリーファイルは buildの下、64bit版と32bit版、さらにそれぞれ visual studio 2008用と 2010用など種類別に格納されている。従ってこれらを適当なフォルダに配置して環境変数の Pathに binのパス名を設定し、visual studioのプロジェクトのプロパティに includeや libのパス名を設定すれば開発は始められるのだが、この中に debug版のバイナリは含まれていないこともあり、ソースからビルドする環境を整えることにした。・cmake-2.8.10.1-win32-x86.exeを実行してCMakeをインストールする。・Visual Studio用ビルド環境を作成する。CMakeを起動してソースディレクトリとしてOpenCVを展開したフォルダを指定し、出力先に予め用意した空のフォルダを指定して、次にターゲット環境を選択(今回は visual studio 2010を指定)してから configureを実行する。指定したソースディレクトリに用意されている CMakeの設定ファイルの解析が済むと各種オプションを指定するためのダイアログが表示されるので目的に合ったオプションを指定する。再度configureを実行するとターゲット環境に合った設定ファイル(今回は visual studio 2010のための solution定義ファイルや project定義ファイル)が出力された。*実は最初にインストール作業を始めた環境には Visual Studio 2012 express がインストールされていたが、この環境では configureが失敗することが判明したため、Visual Studio 2010だけの環境に変更して作業をやり直した。・OpenCVをビルドするVisual Studio を起動し、CMakeを実行する際に指定したビルド環境用のフォルダに格納された OpenCV.sln を開き、Release/Debugそれぞれについてソリューションのビルドを実行する。ビルドする際に「build」->「構成マネージャー」で INSTALLを選択して置くと buildを実行した後で installフォルダに bin, lib, include, doc などがまとめて配置されるのでこれら一式を適当なフォルダに配置することが出来る。
 

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